「あ、わりぃ、4時限目は受けてえんだ。
俺の得意な数学だしな。じゃーな、ダサ日奈乃。」

「一言多いんだよバーカ!
計算いっぱい解いて頭どーかなっちゃえ!」

自分でも、かなり子供な言い分したかなっ・・・
って思った。

「幼い日奈乃ちゃんばいばーい」

振り向かずに手だけをあげて屋上を後にした憐。

「ったく・・・アイツ何なの・・・。」

そういいながら、ふと、手にあった
画面が真っ暗になっている携帯を見た。

「あっ忘れてた!携帯のこと!」

ボタンを押して、携帯を起こす。

(とりあえず・・・自己紹介しとくか♪)

【あ、すみません!送り先間違えたんですけど・・・
水川日奈乃って言います!】

送信ー☆