コツーン!

「いったっ!」

反射的に頭を抑える。

ピキーンと頭に痛みが走り、
今ではジンジンと腫れている。

後ろを振り返ると・・・

大笑いしている憐。

「プハハハハッ!大当たり~!
何、お前!ダサいんだけどっ!
ハハハッ!」

大笑いしている憐をよそに
私は憐をキッとにらみつけ、
頭に痛みを走らせた何かを探した。

あ・・・。
私の・・大事な定規ーーーー!
大好きな、ムッキーとムニーが載っている定規。

「限定物で高かったのにーーーーーーー!」