その症状が現れ始めたのは、高校3年の秋ごろ。

最初は「バイトがしんどい」と感じただけだった。

その「しんどい」は徐々に増していき、笑顔が作るのがむずかしくなった。

その頃よく叱られたことは「笑顔がかたい」とか「無表情」とかファーストフード店では最も重要とも言えるが、私からしたらどうでもいいことだった。

だから私は今だに人と仕事の話をすると「でも、それって辛くない。よくできるよね。えらいねー」と言ってしまう。

とにかく私からすればアルバイトでもなんでも仕事をしていれば「えらい人」になる。

私はここ半年まともに仕事をしていない。