俺は昔からの友達で仲が良い、同じクラスの安藤 櫂(あんどう かい)達と女の子を物色していた。



実は俺はまだ彼女というものができたことがない。



ルックスは人並み以上だと思うんだけど…。



「あっ…あの子可愛くね?」



俺は安藤の視線の先を辿る。



「あー…確かに可愛いけど…」



「背高い…ってか?」



バカにしたように笑いながら俺を見下す安藤。



そう…俺がモテない理由はこの身長にあった。



中学の頃は背を伸ばすためにバスケ部にも入った。



牛乳だって毎日飲んだ。



けど、どうしてなんだろうか…。









_