「ていうか!!!!」
安藤は両手を合わせたまま柏木の方を見た。
「良かったら柏木くんも来てほしいっていうか、女の子達が柏木くん来てほしいって言ってるっていうか、むしろ柏木くん来なきゃ女の子達来てくれないっていうかなんていうかその…」
安藤は無茶苦茶早口で言った後、チラッと柏木の方を見た。
「柏木くん来てくれないかな…?」
安藤は眉を下げて柏木の方を見る。
さっきの子犬スマイルはどこへやら、柏木は無表情。
「俺、女の子苦手」
柏木は一言そう言って、スタスタと歩き出す。
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