俺と柏木が教室を出ようとしたとき、安藤に呼び止められた。 「もーりーかーわーくんっ」 「…何だよきめぇ」 安藤は渾身の笑顔を俺に向ける。 「いやさー、この後3組の女の子達と遊ぶんだけど!」 「ほう…で?」 「人数合わねーからお前も来てくれ!」 両手をパチンッと合わせて、頭を下げる安藤。 そういうことか…。 んー、でも今日は柏木と帰る約束しちゃったしなぁ…。 _