「ねぇ、大和君 私たちの話聞いてた?」

「あぁ ワリぃ。」

大和の周りにはいつものごとく女子が群がっている。

そして もうすぐ夕美の周りにもいつものごとく…

「おはよう。永井!」

ほら、男子が集まる

「あっ おはよ!!」

夕美はニコやかに挨拶を返すけれど上手く男子をかわしている。

器用だなぁー と思う。

大和は不器用だからこんなことはできない。


「相変わらず大和は人気だねぇ。」


いやいや 夕美さん?あなたも十分人気ですよぉ。

「夕美だって十分モテるのに…。」

「琴羽はもっとオシャレするべきたよ!そうしたらすごく可愛くなるんだから」



確かに化粧もしてないし制服の着くずしもしてない。

夕美は化粧もばっちり決めてスカートも短め。細長い足が覗いている。