「ねぇ、琴羽 打ち上げって?」

「…あ、えーと…」

「この前、テスト終わった日に偶然その公園であっただけだ。」

涼が私の気持ちを悟ってか誤魔化してくれた


「…へぇ、そうだったんだ」


夕美の不満そうな顔からまだ多分 信じてない

「まぁ、ともかく日和公園に決まりな?あぁ腹減ったー!なぁ、どっか寄って帰ろうぜ?」

大和は微妙な空気を感じたみたいで明るく締めくくってくれた

琴「 大和そのうち太るよ?」

大「いや、太んねぇ。育ち盛りなだけだかんな」

夕美はまだ少し考えてるみたいだけど…

でも 本当のことなんて言えない。

夕「琴羽、今日 家に来ない?」

琴「行く。」

夕「っていうことだからどこも寄らないで琴羽と先に帰るね!」

大和たちと別れて夕美の家に向かう

琴「私ね、夕美に話さなきゃいけないことがあるんだ」

夕「うん、聞くよ。全部」

夕美の部屋へ入ると夕美のお母さんが紅茶とクッキーを持ってきてくれた

夕「で、琴羽の話したいことって?」