｢じゃあ 自己紹介を。｣

｢矢崎 涼です。｣

矢崎君の淡々とした自己紹介でも女子達は


声までもかっこいいと大興奮


でも 私は矢崎くんがクラスみんなを見てさっきよりも不機嫌になったような気がした。




｢じゃあ 矢崎は伊藤の隣。一番後ろの窓側の開いてる席だ。｣


スタスタと歩いて来る矢崎君の後ろ姿を女子達はキラキラした目で見ている。



あたしの隣の席に矢崎君は座る。



本当に綺麗な子だな。この学校で一番カッコいいのは大和だったけど今はきっと矢崎君だろうな…