SIDE 大輝

やっとこの学校に入れるんだ!!!
晴れ晴れしいな…。
 『大輝ー!これ俺の友達の崇!!』
拓未が一人の男子を紹介してきた。
 『どーも!俺、秋山崇!!!これから、よろしくな!』
 『おう!俺は、中西大輝!!!!』
俺、友達とか作るの苦手なんだけどさ、崇とはうまくいきそう。
 『クラス発表見に行くし、大輝、待ってろ!』
 『ありがとなっ。』
俺が人ごみが嫌いなのを知っている拓未は気が利く。
桜の木を見に行こうとしたら一人の女性がいた。
黒いさらさらした髪は風でなびく。
 『…綺麗だな。』
彼女の髪に桜の花びらがついていた。
 『あっ!桜の花びらついているよ…。』
すると、彼女が振り向いた。
 『あ、ありがとう!』
彼女の顔は整っていて綺麗だった。
 『えっじゃ、じゃあ。』
俺は戸惑ってしまいその場をはなれた。
 『あ!大輝~。俺と崇は同じクラスだけどよ、大輝だけ違った!!!』
え、えええ?!
 『ま、まじかよ…。俺、一人とか無理だしよー。』
馬路で無理っすから…。
 『大丈夫だって♪つか、俺、可愛い人みつけた。』
崇が急に話を変えた。
 『まじで可愛かったんだよな~。』
 『うんうん、そうっすか…。俺、どーしよ。じゃっ、行くわ。』
 『おうっ!迎えに行くから。』
まじでどーしよ!
教室に行くとすぐ入学式。
------------45分経過---------------
入学式とかかったり~。
すぐ、自己紹介、始めるし・・・・。
急にざわついた。
誰だろう。
 『えっと、竹内優愛です。よろしくおねがいします!!!』
それは、桜の木の下の彼女だった。