『こんにちは、お姉ちゃんも入院することになったの』

私も沙依に笑顔をかえした。

『そっか、でも毎日お話できるね!お姉ちゃんよろしくね』

『うん、よろしくね』

必死に生きようと頑張っている沙依の姿をみていると
涙が流れてきた。

『お姉ちゃん?どうして泣いてるの?どこか痛いの?』

『なんでもないよ』

静かに沙依の頭をなでた。

『泣かないで、お姉ちゃん』

『うん…』