嫌われちゃうよ…

『あっ目覚めたか?』

『うん…』

弘人の目を見ずに返事をした。

少し間をあけて弘人が話しだした。

『お前のこと…先生から聞いた…病気やねんてな』

私はなにも言わずに
布団で顔を隠した。

弘人はそのまま話を続けた。

『俺な…お前のこと好きやねん だから俺の彼女になってくれへん? ふんでお前が辛いときはずっとそばにおる。悲しくなったら泣いたらいいから』

弘人の言葉に驚きをかくせなかった。
すごく嬉しかった。

だって私も好きだから。

『でも…私迷惑かけるから』

もし私が病気じゃなかったら
素直に よろしく って言えた。

でも…私といたらしんどくなる。