なんだろう。わざわざ診察室にまで行かなきゃダメなのかなぁ。
ただの貧血だと思うけど。『あっもう7時だよ!』
優菜が思いだしたように言った。
『本当だ、優菜もう帰ったほうがいいんじゃない?』『うーんそうだね』
優菜は荷物を持って立ち上がった。
『今日はごめんね』
私は優菜に謝る。
優菜は天使スマイルで微笑んだ。
『いいよ、お大事に!また明日もくるからね』
そう言って部屋からでていった。