それが弘人だったんだ。
弘人のおかげで頑張れた。またいつか会えると信じて、頑張ってこれた。

でもなんで…
そっかこれは夢だ。


『月乃〜どうしちゃったの〜起きてよぉ』
誰かが呼んでる。
優菜?どうして泣いてるんだろう。
私は静かに目をあける。
『やっと起きた〜』
ドンッ
『うわぁ』
優菜が私に飛びついてくる。
『心配したんだよ』
『なんで私…』
頭のなかがぐちゃぐちゃ。ここは多分病院…
なんで病院のベットで寝ていたんだろう。
『急に倒れたんだよ』
あ〜あそっか私、走ってる途中に倒れたんだ。
『そっか、ってあの男たちは?』
男たちから逃げていたことを思いだして優菜にとびつく。
『大丈夫!たまたま警察が通りかかって』
『そっかよかった』
安心してほっとため息をつく。
すると看護師さんが入ってきた。