「アララ。
ため息なんかついて」

直子が横から声をかけた。

ワサワサ

取り乱す私。

「遅かったね。へへ」


私たちは注文を頼むために一階へと降りた。


時々、無性に何かが食べたくなることがある。

たとえばハンバーガー。


仕事中、突然食べたいという衝動に駆られると、もう食べずにはいられない。

かみ締めたときの味や香りを想像して、さらに欲求が増す。