――土曜日の朝…
今日は1時に祐斗が
あたしの家まで
迎えに来てくれる。
行き先は…水族館。
すごくベタだけど、彼氏の
誕生日に水族館デート
するのがずっと夢だったんだ。
まだ3時間もあるのに
すごくワクワクしてくる。
何を着ようかスゴく
迷ったけど…
結局、祐斗が前に
選んでくれたピンクの
シフォンワンピを
着ることにした。
胸下まである長い髪は
コテでゆる巻きにする。
鏡を見ながら、こんなに
女の子らしい格好をしたのは
初めてかもなと思って
またテンションが上がる。
リボンのバレッタを付けて
髪型は完成♪
次はメイクだ。
ブラウンとピンクのシャドー
を使って柔らかい印象に
仕上げる。
メイクも…完成♪
祐斗気に入ってくれるかな
なんて考えながら時計を
見ると、針が12時半を
指していた。
祐斗はいつも少し早く
来るからもうそろそろかな
と思っていると…
インターホンが鳴った。
ピンポーン♪
「花梨ー!
祐斗くんが迎えにきて
くれたわよー」
「はーい☆」
玄関を開けると祐斗の姿。
相変わらずすごく
オシャレで…カッコいい。
「今、カッコいいなぁとか
思ってたでしょ。」
…図星。
「…///」
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