「花梨…愛してる。」



今度はしっかりと

目を見つめて

そう言った。





花梨の目から

次々と涙が零れる。





「祐斗ッ…あたしは

あなたを信じて…ッいいの??」





「ったりめぇだろ!
…俺が教えてやるよ、
本気の恋…。」



祐斗はそう言いながら

あたしを強く

抱き締めた。




祐斗の香りに包まれて

心が温かい気持ちで

溢れてく。











…こんな気持ちのことを

"恋"っていうのかな…??







……これが

あたし達の物語の

ハジマリだった。



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