「俺は、人間界へ運命の相手を探しに来た・・・正真正銘の悪魔だよ?」


「運命の・・・相手?」


「そう・・・それが君、愛梨なんだよ。」



えっ・・・!?


「わ、私~!?」



嘘・・・でしょ!?


これ、多分悪い夢なんだよね?


そうか、そうだよ!!

初体験、何も覚えてないなんて・・・あるはずないもんね!?



「愛梨・・・こっち向いて、俺の目を見て?」


不意にそう言われて、彼の目を見つめる。


その瞳に吸い込まされそうになって・・・

思わずドキッとする。