と、言っても・・・

もう昨日それ以上の事をやっているのかもしれない―――


キスも、なにもかもしたことがなかった私にとって、それはあまりにも衝撃的な事実なのだけど・・・。



「あの・・・えっと、その・・・私達、昨日・・・」


「したよ?」



私が言い淀んでいると、ハッキリ言われてしまった。



そ、そんな・・・。


私、サッパリ覚えてないし・・・

しかも、今目の前にいるこの彼が、どこの誰だかも知らないし・・・。