「私が告白したタイミングが
良かったってだけの事…?」
「そうかも…
透子は彼氏がいたことがあるだろうが
俺は透子が初彼女だから何していいか
正直なとこ分からなかった…」
「彼女がいなくても
女の子達はいっぱい
いたじゃない」
「…その女の子達は
皆ヤるだけの子達だよ
それ以外は会った事ないし
俺、最低だろ」
あの時言ってたのは本当なんだ!!
「そうね…」
「今まで全員とは言わないが
寄って来るヤツの殆どが
俺が好きとかじゃない
自分でも自覚してるけど面は良い方だ
隣に連れて歩いてると良いらしいしな
アクセサリー代わりでダチにも自慢できる
たまたま聞いたんだけどな
俺の事好きじゃないけど連れて歩くには
良いし友達にも自慢できるってな事話してた
数年経った頃にはそこにヤったら自慢できる
そんな事も含まれてたけどな」
「…そっか…そうなんだ」
「あぁ…中には俺の事本気で好きな奴も
いたのかもしれないなぁ…その頃
彼女達の事なんて考えてもなかった」
「きっといたと思うよ
恭司の事本気で好きだった子
たとえ彼女になれなくても
体の関係だけだとしても
恭司の傍にいたかったんじゃない
だからそういう選択したんだと思う」
「……」