「何か証拠でもあるの」

「証拠ってなぁ…
今のお前が証拠って言えば証拠だろ」


「なにそれ」

「すげぇムキになって分からないとか
証拠はあるのかって言ってる段階で
自分でしましたって
白状したも同然だと俺は思うが…
違うか?」


もう…無理…みたい…ね

「そうよ、恭司の言うとおりよ
彼に色々な事話したし
恭司に会ったのも偶然じゃないわ
だから何なのよ!!」


「逆ギレ…か」

「何よ…今回の事は
私だけのせいじゃないじゃない!!」

「確かにそうだ
でもなお前が余計な事しなきゃ
こんな事にまでならなかった」

「そうかもしれない…けど…」