とうとう今日
透子と話を付ける日

俺は誰もいない部屋を出る…
「行ってきます」



俺は久しぶりに≪錐≫に行く…




透子が手を振ってる


「昨日ぶりだね」

「そうだな」

「お店、入ろう」

「そうだな」


2人は付き合っていた時に
使っていた定番の部屋に通された。

飲み物を注文してくるまでの間無言…

「とりあえず、乾杯でもする?」

「…しない」

「そうだよね」

「あぁ、今日は透子に話があって
ここまで来てもらったんだ」

「…話?」

「そうだ」