*SIDE 洸輔*

俺は美紀に惚れた。



何ていうか…俺が泣いてた時行ってほしくなかった。
“ある人”みたく、どこかに行ってほしくなかった。


喋ると男嫌いと言うことが判明。
かなりショックだった。


ここで気づいた。

俺は美紀に恋してる。



んで、飲みに行ったんだけどコイツ酔ってるし…


酒弱すぎだろ。


「こうすけぇぇ~、ムフフ…ぽかぽかしゅりゅ…」


ドキッ

何だよ…色っぽいし。
バカじゃねーの、ほかの男に見せんなよ。


コイツ、一旦俺の家連れて行こう。
ここでこんなことなってんのはまずいだろ。



俺はお姫様抱っこをした。
でも美紀は否定することなく、


「ムフフ~ゆらゆらしゅりゅよぉ~もっと早く~!」


…これが美紀か…?
何だったんだ?
酔ってるいきおいで変わりすぎだろ。


俺の家に着き、ベッドで寝かせると



「やー…こうしゅけぇ、どこも行かないでぇ…」



と涙目で言ってきた




グハッ…
それまじでヤバいから。


俺理性飛ぶし。