家に着くと中に入る。


「美紀様ですね、奥様が中でお待ちしておりますよ」

「あーそうですか。」


ビクビク…。


いくら召使いとかでも男は男!



ふー…。
ここは戦場だ。


こんなとこ来たくなかった。



男だらけだし!



「あら、美紀来たのね」


ニッコリとお母さん登場。



絶対何かあったんだ…。



「はいお母さん。来ましたよ。
今日は何の用件ですか?
私は結婚しませんからね?」


私は嫌味のように言った。


するとお母さんはクスクス笑って、


「分かってたんだ。んじゃ何で来たの?
しません?そんなの知らないわよ。
アンタに会いたいって男が山ほどいんの。
分かる?会ってきなさい」



あっそぅ。
私に関係ないし。


男が会いたい?
私は会いたくないの。



だから…帰ろう。