全然、記憶にない!! 



会ったことすらも、覚えていない!! 



あんな不様な醜態を見られていたのかと思うと、ゾッとする。



翼くんに弱みを握られているようで、そっちの方が気になって仕方なかった。



でも……


優子の次の言葉で、身体中に衝撃が走った――。