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「…狐燈…っ、ダメ…もう限界…っ」
「…何を仰いますか。
まだ始まったばかりですよ」
「…そんなこと…わかってるけど…っ
…もう、無理…っ」
「駄目ですよ…。
先は長いんですから」
「だからって……っ!
…スパルタすぎでしょ!いくらなんでも!」
ちゃぶ台並みのテーブルに広げられる、いくつかの教科書類。
そして、その前に座っているあたし。
ただいま、スパルタ授業中です。
「ではもう一度。次はここを」
そう言って、にっこり微笑みながら、一つの暗号を指差す。
もうちんぷんかんぷんだ。
XとYで構成されているソレは、見ているだけで小惑星になりそう。
いっそもう、なってしまいたい。