この時、尋には彼女がいた
彼女は病気らしく
尋は彼女の看病の為に
1人慣れない土地に来た
友達を作るわけでもなく
ただ彼女の為にすべてを費やした

きっと尋はそんな生活に
疲れていたんだろう
仕事終わりにメールしてくるようになった
仕事といっても
ホストをやっているらしい

尋の仕事終わり=私の起きる時間
だったので
尋からのメールはある意味アラーム代わりだった

学校に行くまでの数時間のメール
学校終わりから
尋の出勤前までのメールが日課になっていた