「鈴ー・・・席かわんない??」


「まだいってんの?? 大丈夫でしょ。

相手もいちいちあんなこと覚えてないって」


「そうかなあ??そーだといいけど」


次の日の朝。

昨日気合いれてたのはよかったけど

やっぱりなんかいやで。

あの時のこと言われたらどうしようー、とかさ。

あたしなりにすっごい考えてたわけよ。

眠れないくらい(馬鹿)

でもさ、隣で毎日睨まれたりさ

なんか言っても「は?」だけとかさ

嫌じゃん、怖いし。


でもね、神矢は全然そんなんじゃなかった。


「あ、おはよー。」


って普通にあいさつしてくれた!


「お、おはよ!」


意外だった、絶対シカトされるっておもってたから。

ってか、女子にあいさつするんだ・・・


・・・って、なんであたし神矢のこと考えてるの!?

朝からあんなことで悩んでたの馬鹿みたい。


まあ、この席でも大丈夫かな??

とりあえず、安心安心。


「鈴! べつに大丈夫だった!!」


「ほら、咲音の考えすぎだったでしょーが」


なんだ、そんな人じゃないって知ってたなら

教えてくれたらよかったのにー!!