驚きすぎて足を止めてしまった。
「おう!名前も可愛いよなぁ・・・
ってイチゴじゃないからな!?“苺”だからな。」
彰が念を入れて教えてくれる。
へいへい。漢字ね。
ってか・・・苺かよ・・・。
関係無いけど俺イチゴには目が無いんだよな・・・
無類のイチゴ好きってか?なんか好きなんだよな・・・。
「おい。いくら名前が“イチゴ”だからって美味しそうとか思うなよ。
あれは絶対遊べないタイプだから。」
真面目な顔して言ってくる。
「おい。その言いよう俺が遊び人だってことかよ。
あそんだことねぇっつーの!」
バシッと彰の頭をはたく。
「あは。ばれた?」
というかと思いきや・・・
「んな?!
お前ってやつはぁ・・・隠れファンが居ることを知らんのかぁ!」
すごい剣幕で詰め寄られる。
けど流す。
めんどくさいから。