放課後________
「はぁ・・・」
椅子に腰かけて桑田君を待ってる。
“職員室寄ってから来る”って伝言をくれてからもう1時間。
もう1時間も待ってるのに心臓は大きく速く波打っていて落ち着く。ということを知らないみたい。
「バカみたい・・・」
丁寧にラッピングしたカップケーキを優しくなでる。
あたしは何でこうして待ってるんだろ・・・・。
桑田君に伝えるためだよね。
なのに・・・なのに・・・
大切な人が来ない。
もしかして忘れて帰っちゃったりして・・・・
それは、嫌だな。
「桑田君・・・」
呟いてみる。
好きだよ・・・・