「おい。もうそろそろヤメロ。」
橋田君の後ろからかなり不機嫌な声が聞こえる。
桑田君。
最近不機嫌なんだよな・・・
「へいへい。すんませんね。」
そそくさと自分の席へ戻っていく。
「ったく・・・浜松もちょっとは嫌がれよな。
あいつすぐ調子乗るから。」
ため息をつきながら注意をしてくれる。
あたしは、はは。と笑うだけだけど。
そんなあたしを見て桑田君はあたしの頭をワシャワシャ撫でる。
そして“もうちょっと頑張れよ。”って笑う。
桑田君があたしの頭を撫でて笑う。
この動作をするたびにあたしの心臓は高鳴るの。
ね・・・コノ気持ちは何ですか・・・?