「――若菜ッ!!」


心地好い声につられて目を開けると見覚えのある天井

ここは…

「あたしの部屋…?」


隣には晶


「お、起きた…?」

安堵のため息が聞こえた



そっか、あたし気絶したんだ

緊張に耐えられなくなって



「若菜、大丈夫か?なんか欲しいものとかあるか?」

泣きそうな顔の晶

「…じゃあ、喉が渇いたから水欲しいな」

「わかった。そのまま待ってろよ」



…心配…かけたかな

まぁ無理もないよね