「うわっ」

コーヒーカップがグルグルと回る

「あはははっ」

若菜は勢いよく回して楽しんでる


いや…
酔うだろコレ…


「晶もう疲れたの?」


「誰が…っ」


若菜が掴んでいたコーヒーカップの中心を今度は俺が掴んだ


「ふぇ…うわぁぁああ」


あまりのスピードの変化に若菜はついていけなく悲鳴をあげた

コレ自分が回す分にはそこまで酔わねぇな


「あきらぁああ…」


もう
若菜は酔ったらしい


そんなに速かったか?



「はぁ…晶、あんた加減ってもんを知らないの!?」


「まだまだ速くできたってのに…」


「これ以上は嫌っ!!無理っ!!」




……よくわからんな