「ひゃっほーう!!ネコミミィ!」

「ちょっメグ、旧校舎の屋上で誰も居ないからって叫ばないでよ!!」

「いいじゃん薊。ネコミミだよ?ネコミミ!!」

「ネコミミって…何する物?」

「はぁ?!猫ちゃんのお耳でしょーが!!」

私、普段テレビ見ないからあんまり流行の言葉が分からないんだよね…

「で、その耳をどうするの?」

「頭に付けるの。カチューシャみたいに」

「へぇ…ってじゃあ、皆猫になるの?」

私の質問に、メグはニヤニヤとした顔に変わる。

「フフフ…当たり前でしょ!!も・ち・ろ・ん、薊もだよ?」

「…え、本気?」

「本気も本気。マジでーす、てか、薊に似合うと思ったからーネコミミ提案したし」

「なっ……メグ…」