「今日も、咲いてる」
グラウンド横の花壇に、鮮やかに咲くマリーゴールド。
私は花の世話が好きだ。
水をあげるだけで、力強く咲く花達。
…ある意味、彼等が羨ましいのかもしれない。
花は、頑張っていれば、最後に綺麗な花を咲かせられることが決まっている。
だからこそ、この花達に惹かれるのだろう。
でも私が水をやらないと、彼等は萎れてしまう。
そんなもちつもたれつの関係が、私には好都合なのだ。
そして、この成長した彼等を見ると、成長した弟達を思い出してしまう。
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