「おーい啓いるー?」

「えぇっ?!」

私は篁の背中から降りるのも忘れてしまった。

「はーいどちらさ…ってレオ先輩!…と、薊ぃ?」

れっレオ先輩?って…啓が高校入ってすぐからよく話してくれている先輩の名前だったような…?

「薊が図書委員終わって寝ちゃってたから、送り届けに来た」

「うわっ…マジすか?すいませんっレオ先輩!!」

「いーや。全然いいよ。ていうか、薊が色々と理解出来てないみたいだから、説明するよ」

「あっじゃあ先輩、あがって下さい」



もーわけ分からん。

啓と篁に何の接点があるの?