「いや、いいやっ先帰ってて!」


それだけ言うと私は教室に向かって走った


ノートを取りながらも考えてた
紙飛行機のこと。


決めたんだ、


バレたって大丈夫遊びだって言えばいいし
そりゃ大地が拾ってくれたら
すっごく嬉しいけど


私には気持ちを伝える勇気なんてないから、
だから気休めでもいい


この恋が少しでも前進したって
思いたかったんだ……