前日のバイトの疲れからか俺は学校に着くとすぐに机に伏して寝てしまった。 どれくらい経ったのか、教室はだいぶ賑やかになってきて前では紗羅と本多、翔の三人が何かを話していた。 話しかけないつもりでいたけど、何となく紗羅とかと話したくて声をかけた。 バイトのことを言えば、微笑みながらお疲れ、と言ってくれる紗羅。 何故かそれが嬉しく思えた。