「人を見た目で判断すんなよー。それに紗羅ちゃんだって意外とスカート短いんだかんな!」
「なっ……!翔君どこ見てるのさ!」
「やべっ…」
「でも確かに……紗羅のスカートは短いね」
「ちょ……真樹まで!」
「紗羅ちゃんの足は理想的だよなぁ。細すぎないけど太くもない!俺、超タイプ」
「あんた身体でタイプ決めてるわけ?」
「ちげーよ。ちゃんと性格も見てるっつーの!性格も含めて紗羅ちゃんが超タイプなんだよ」
こんなことを最近よく言われるけど、翔君はよく冗談を言うからこれも冗談なんだろうなぁ、と思っている。
「なに告白まがいなことしてんのよ」
「いてっ!」
「あははっ」
真樹が翔君の頭を叩いて、痛そうに頭を押さえて真樹を見る翔君を見てつい笑ってしまう。