「明日は行くよな?」


「え?」


ご飯を食べ終わり、部屋に戻ろうとしていると、洗い物を終えた要が台所から出てきてそう言った


「学校だよ」


「ああ、」


私は俯きながら答えた


「そろそろ行かないと、みんなも心配するしさ、」


「うん、そうだね」


要が私の肩に手を置いたのにびっくりして顔を上げると

少し悲しそうな顔の要がいた


「何かあった?」


こんなこと、言えないよ


要は私が中学生の時流星と付き合ってたことなんて知らないんだから


「ううん、何にもないよ」


私が笑顔を向けると、要は笑ってうなずいた


ごめんね要


これ以上、要に心配はかけられないよ


そう思いながら、部屋へ戻った