佳燐ちゃんの彼氏が流星だと知った日からどのくらい経ったのだろう


最近は、ただ見えない恐怖に怯えてる


あの女が、私のところへ来るかもしれない


流星が私の居場所を突き止めたということは、そういうことだ


いつの間にかテスト期間は終わり、要の帰りもまた遅くなった


佳燐ちゃんは、正式に流星と別れたらしい


でも、なぜか佳燐ちゃんの表情は晴れやかで、何かが吹っ切れたように生き生きしている


私はテスト期間が終わってからずっと学校を休んでる


その理由はただひとつ、


流星に会いたくないから


ただ、こんな生活をずっと続けているわけにもいかない


もしかしたら、あの時お母さんと青森に行けば良かったのかもしれない


そんなことを思っても、時すでに遅しだけど


ごはんも食べず、寝もしない


そんな生活を過ごしているせいで、腕は前より少し細くなり、目の下にはくっきりと隈ができている


昨日、鏡を見たとき、自分の変わり果てた姿にびっくりした


この姿からして、日は結構経ってるみたい


さぁ、


いつ学校に行こうか…