要の家につくと、佳燐ちゃんは服装をと髪型を整え、咳払いをした


「おじゃまじまーす」


ずいぶん前に要は帰っていたらしく、私服姿でリビングから出てきた


「キャーーー!!私服ーー!」


佳燐ちゃんは口に両手をあて、鼓膜が破れてしまうんじゃないかというぐらいの声で叫んだ


「うるさいよ佳燐!」


「だってー!!!」


京ちゃんはあきれたようにため息をついて要に「ごめんね」っ行った。


佳燐ちゃんは京ちゃんの腕をバンバンたたきながら


「タメ口ずるいー!」


と言った


「なぁ、」


私の後ろにいた誉くんがため息まじりに そう言った


急にしゃべり出したからビクってしちゃった


「そんなに驚かなくていいだろう」


「ごめん、ずっと黙ってたから」


「うん。まぁいい」


「あ、うん」


誉くんは私から視線を離すと、要の顔を見た


「いつ勉強すんの」

その言葉を聞くと冠司くんが誉くんの肩に手を置いた


「まぁ、いいじゃん」


「俺が言いたいのは、いつまで玄関に立たせるんだということだ」


そう言うと誉くんは要を見た


「あ、ごめん 入って」


「やったー!」


佳燐ちゃんはリビングに走って入って行った


そのあとをおうように私たちもリビングに行った