そんな要が、今私を助けてくれてるんだ。
そう思うと、要はすごく強くなった
いつからそんなに強くなったんだろう
中学生の時、要は急に背が伸びた
私よりもちょっと小さかった要は、いつのまにか私を余裕に越していた。
今では見上げないと
近くでは顔が見えない
確か、185だっけ
私は小学生の時から変わってないから、152だ
要はすごくかっこいいんだ
スラッとしてて、足がながくて、手がきれいで、
少しついてる筋肉
整った顔立ち
目は少しつり気味で、鼻は高く筋がとうってる
唇は薄い赤色をしてる
しかも、誰もを魅了する輝きを放ってる
さらに性格もいいし、
内面も、外見も言うとこなし
そんな要の全部が好きなんだ
笑顔も、悲しい顔も、ご飯を頬張るときのあの必死な顔も、たまに見せる大人っぽい顔も、辛いのに強がってるところも
全部全部好きなんだ
好きすぎておかしくなりそう
自分の家に帰るというのは、要との別れを意味する
家に帰ったら、お父さんのいる青森まで行かなきゃいけない
お母さんとお父さんは、私が小学3年生のときに離婚した
でも、最近またよりを戻したらしく、青森で一緒に暮らすことが決まっていた
この前お母さんから電話があった。
私は嬉しかったんだ
また家族3人で暮らせる
離婚してからおかしくなったお母さんも、また元のお母さんに戻ってくれる
優しい、あのお母さんに