土曜日、私は家に帰ることに決めた


要に負担をかけないことが、まず私にできることだと思った。


要には秘密で、家に帰る準備を進めていた


最近、要は帰りが遅い


きっと米川由美と一緒にいるんだろう…


しかも、元気がない


私が心配すると、すぐに明るく笑って、


「大丈夫」


そう言うんだ


もっと頼っていいのに…


もっと心配かけてもいいのに…


支えになりたい


でも、その考えのせいで、要は辛くなっているのかもしれない


ごめんね、要…


私が無力だから、


ごめん





ごめんね…