私は、話を聞いた後もずっと興奮状態だった。
どうして、そんな卑劣なやり方しかできないのか、
彼女は、私のせいでこんなにも卑劣な人になってしまったのか
だったらあやまるし、私が犠牲になってもいい
だから、要には自由に恋をさせてほしい
どうして、好きでもないひとを彼女にしないといけないんだろう、
私は、ずっとそんなことばかりを考えていた
そんな私に気づいたのか、要が私にお風呂に入ることを勧めた
お風呂に入り、やっと冷静さを取り戻した私は、要に好きな人がいるという事実にやっとショックを受けたんだ
私は、要に気になっていたことを聞いてみた
「要の好きな人ってだれ?」
要は、少し戸惑った後、意地悪に微笑み、
「ヒミツー!」
そう言った。
私に気を使って、元気に見せてるのがすぐに分かった
私は、要に助けられてる。
でも私は要に何もできない
無理させてるんだ…
要に頼ってばっかじゃダメだ
私も力になるって決めたんだもん
要のためにできること…
まずは、家に帰らなくちゃ…