放課後、校門で蒔絵と要を待っていた


「夏樹ーおまたせ☆」


「遅い!あれ?」


要の後ろに人がいた。


その人は、中橋さん


中橋さんは要の後ろで気まずそうに立っていた


「あ、こいつ知ってるよな!中橋こはる!」


「うん…そりゃ知ってるよ…」


そのとき、昇降口から蒔絵が走ってくるのが見えた


「なつー!要ー!」


蒔絵も走ってくる途中で中橋さんの存在に気づき、あからさまに嫌そうな顔をして


走るのをやめた


中橋さんは要の後ろから出てきて、私の前に立った


う、、、


なんか睨まれてるような…


怖いんだけど…



しばらくの沈黙…



「……好き、です」