「また...同じ夢。」
あたしは
とある私立高校一年生.
そして今は
夏服から冬服に変わった
9月.
私立だから
髪染めたりとか
携帯持っていくとか
スカート短くするなんて
とても
じゃないけど出来ない.
県内トップ5に入る
校則のキツイ学校.
でも
馬鹿高校.
あたしは
ここに来たことを
汚点に思う.
部活もやめた.
委員会なんて入ってない.
友達は狭く深くだから
少ない.
だけど
そんな
あたしには
好きな人...
正確には"だった"人がいます.
あたしが
その人が好きなことは
みんな知ってます.
「祐輔!数学わかんない笑」
「...俺もわかんない笑☆」
「はぁ?
祐輔、お前...
クラスで一番が何言ってんの?」
そう.
彼は
この私立の
2番目に頭の良いコースにいる
数学が学校一出来る人
1番頭いいコースに
行けたはずなんだけど
彼は
部活をとった.
1番頭いいコースは
帰宅部っていう
決まりがあるから.
彼は
私立の超頭いいとこから来た.
同じクラスで
あたしの好きな人.
榎木祐輔.
私が彼を好きになったのは
4月下旬から.
_