そこにはたった4つの文字。


『会いたい』


夏愛はこのメールを送るのにどれだけ時間をかけたのだろう。



あいつのことだ。

俺の仕事を気にして迷ったに違いない。


こんな小さな事でも夏愛にとったら大きな勇気がいる。





「夏愛…すまなかった。」


俺は夏愛の部屋に向かった。





―龍司sideend―