角を曲がった時夏愛と鉢合わせになった。


「龍司さ…「お前今日誕生日なのか!?」」

夏愛の言葉を遮って言った。


夏愛はピクッと眉を動かした。
俺は気にしなかった。

「何で言わなかったん…「龍司さん、どこに行ってたんですか?」」


夏愛に聞かれた時ドキッとなった。

女のとこに居たなんて言えねぇよ…


「仕事っつっただろ。」


嘘ではない。


「女のとこに居たんですよね?」


俺は動揺してしまった。


「やっぱり居たのね…」


「仕事だって…「じゃあ何で女物の香水の香りがするんですか!?」」


俺は焦った。


美耶がくっついた時についたのだろう。