「麗歌。」


「はい!」

麗歌は俺が「分かった。」と言うと思ったのだろう。

さっきの不満そうな顔は正反対に笑顔がでている。


「俺は2度とお前の部屋には上がらねぇ。」


「え…ど…して?」


麗歌の顔から笑顔が消え
蒼白な顔をしていた。



「俺にはちゃんと愛する奴が出来たんだよ。」


俺の言葉に麗歌は目を見開いた。

「嘘…」


「嘘じゃねぇよ。」


「だって今までは…」


「過去は過去だ。俺はそいつ以外愛せねぇ。」


「そんな…」


「悪ぃな麗歌。」


麗歌は瞳に涙を溜めた。


「分かりました。じゃあ最後に













私を抱いて下さい。」